お客さんから聞いた話。　　

　　お客さんの知人のご主人は
　　不動産会社を経営していた

　　その社長は不動産業と金融業を核に事業を展開していた
　　今回のミニバブルで銀行が積極的に融資枠を広げ
　　次々に建売用地を購入し事業を拡大していった

　　土地の仕入れ価格がミニバブルとともに上昇
　　そのコストを販売価格に転嫁できないので
　　下請けの工務店等にかなり無理な価格で仕事をさせていた

　　　　その為か建売住宅の品質も悪かったらしい

　　もともと目先のお金に執着する社長
　　商品（建売）の品質には関心は無かったようだ

　　　　儲ければ勝ちだと思っていたのでしょう

　　そんな品質の悪い建売でも
　　あの手この手の強引な営業で売上が伸びていた

　　昨年の初め、会社の業績が好調な中
　　奥様のご実家の土地に、下請け業者に２世帯住宅を建てさせた　豪邸だそうです
　　
　　ところが
　　昨年の建築基準法改正のゴタゴタで
　　ご主人の会社の事業計画がつまずいた上に

　　追い討ちをかけるサブプライム問題で
　　金融機関の融資が減速していく

　　　　住宅ローンの審査も厳しくなり　
　　　　当然、品質の悪い建売は売れなくなってきた。。。

　　新築の２世帯住宅は１年を向かえ
　　次々と不具合がでてきた

　　　　とんでもない欠陥住宅だったのだ

　　その社長は、建てた下請け業者に怒り爆発だったが
　　業者はすでに倒産していた…

　　　　恩をあだで返された　　と

　　次々出てくる不具合に
　　相当荒れまくっていたらしい

　　その後、金融機関からの締め付けもあり
　　会社の経営状態はますます悪化

　　しばらくして、その社長は
　　２世帯住宅を出て行ったそうです


　　お客さんの知人（奥様）は
　　ご主人である社長が下請け業者を含め
　　周りの人からどのように思われていたか

　　　　本人は気づいていなかったし
　　　　今回の事も身から出た錆びだという
　　　　反省もしていないでしょう
　　　
　　うちの２世帯住宅のように　　
　　質の悪い建売を買われたお客様を思うと
　　心が痛いと仰っていたそうです


　　他人にしたことは良いも悪いも
　　必ず自分に帰ってくる

　　
　　　　ならば
　　　　お客さんに常にベストな提案をし
　　　　良い方向にもって行きたいと

　　強く思ったので紹介してみました